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AI活用

商品説明文を
生成AIで作る方法プロンプト全文と
薬機法・景表法の確認手順

公開日:2026年10月20日

執筆:

商品情報シートから生成AIで説明文の下書きを作り、公開前に担当者が表現を確認する流れ

商品説明文を生成AIで作ると、メーカー資料や仕様表から下書きを起こす作業を、AIに任せられます。

ただし、AIに任せてよいのは「確認済みの事実を読みやすく並べる作業」までです。効果の言い切りや「最高」のような表現は、公開前に人が根拠と照らして確認します。

この記事は、自社ECやモールで数百点の商品を扱い、説明文の作成が追いつかないEC担当者・店長向けです。

AIに渡す商品情報シート、下書き用と表現チェック用のプロンプト全文、薬機法・景品表示法で確認する箇所、商品数が多いときの進め方を順に示します。

以下の商品・数値・出力文は、説明のために作った架空の設計例です。AIの実行結果や、売上・作業時間の改善を測った数字ではありません。

この記事で分かること

  • 最初に、作業を「事実を集める」「文章にする」「公開してよいか決める」の三つに分けます
  • メーカー資料をそのまま貼るのではなく、1商品1行の表に、確認済みの事実を項目ごとに入れます
  • 下書きを誰が書いたかにかかわらず、公開前の表現確認は自社の担当者が行う工程として残します

AIと担当者が担う仕事

最初に、作業を「事実を集める」「文章にする」「公開してよいか決める」の三つに分けます。

生成AIが得意なのは真ん中の「文章にする」部分です。事実を集める作業と、公開の判断は人が持ちます。

工程AIに任せること人が確認すること
事実を集めるメーカー資料の文章から、容量・素材などの候補を抜き出す抜き出した値が資料や実物と一致するか
文章にする確認済みの情報を、見出し・本文・箇条書きに整える入力にない機能や数値が足されていないか
公開を決める言い切りや最上級など、確認が必要そうな表現を抜き出す根拠資料があるか、法令やモールの規約に合うか

商品情報シートの事実だけを書く

生成AIは、入力にない情報でも、それらしい文章で補うことがあります。

例えば「保温できるタンブラー」とだけ伝えると、「食洗機対応」「結露しない」など、確認していない特長が書かれることがあります。

説明文に書く事実は、担当者が確認した商品情報シートの範囲に限定し、プロンプトでも「書いていないことは書かない」と指定します。

指定しても必ず守られるとは限らないため、公開前に入力と出力を見比べる工程は省きません。

誤りを防ぐ仕組みを先に作る

商品ページの文章は、お客様が購入を決める材料になります。

容量や素材の誤りは返品や問い合わせにつながり、効果の言い過ぎは法令上の問題になるおそれがあります。

文章の魅力を磨くのは、事実と表現の確認が回るようになってからで十分です。

AIに
渡す商品情報シートを作る

説明文の品質は、プロンプトの言い回し以上に、AIに渡す情報の整理に左右されます。

メーカー資料をそのまま貼るのではなく、1商品1行の表に、確認済みの事実を項目ごとに入れます。

入力する項目と、空欄の扱い

次の表は、架空のステンレス保温タンブラーを例にした商品情報シートです。

項目架空の入力例書き方の注意
商品名真空断熱タンブラー 350mlサイトに表示する正式名をそのまま入れる
仕様容量350ml、本体ステンレス鋼(真空二重構造)、ふたはポリプロピレン数値と単位はメーカー資料から転記し、丸めない
性能の数値メーカー資料記載:室温20度で熱湯を満たした場合、保温効力 6時間で68度以上資料にある試験条件ごと書き、出典の資料名を残す
自社で確認した情報片手で握れる太さ(担当者が実物で確認)誰が何で確かめたかを添える
できないこと食洗機は使用不可。電子レンジ不可注意書きも事実として入れ、本文から落とさせない
想定する使い方デスクで温かい飲み物を少しずつ飲む店舗が勧めたい場面を担当者が書く
未確認結露の有無、ふたの密閉性分からない項目を明記し、AIに推測させない

空欄を残すより、「未確認」と書いた列を作るほうが安全です。空欄のままだと、AIが一般的な商品の特徴で埋めてしまう場合があります。

扱う商品の種類によって、足しておきたい項目は変わります。次の表は、追加する項目の例です。

商品の種類追加したい項目入力するときの注意
衣類実寸(着丈・身幅など)、素材の混率、洗濯表示「ゆったり」などの印象は、実寸と分けて書く
食品原材料、アレルゲン、内容量、保存方法、賞味期限の目安食品表示ラベルの記載から転記し、AIに要約させない
化粧品全成分、自社が表示できる効能、使用上の注意表示できる効能の一覧以外は書かせない(薬機法の節で説明します)
架空のタンブラーの入力例を、確認済みの仕様、使用できないこと、未確認の項目に分けて示しています。
架空の入力例です。未確認の項目を明記し、確認した事実と区別して渡します。

メーカー資料と
自社の確認を分ける

仕入れ商品の性能の数値は、メーカーの試験条件で測ったものです。

自社で実物を測ったわけではない数値は、「メーカー資料記載」と区別して入力します。

実物を手に取って確かめた手触りやサイズ感は、自社で確認した情報として別の列に書くと、説明文の中で書き分けやすくなります。

社外秘を入力する前に確認する

発売前の商品情報や仕入れ価格を入力する場合は、利用するAIサービスの契約と社内ルールを先に確認します。

入力内容が学習に使われるかどうかは、同じサービスでも個人向けと法人向けの契約で異なることがあるため、規約の確認が欠かせません。

確認が済むまでは、公開済みの仕様だけで試すと判断しやすくなります。

説明文の下書きを
作るプロンプト

次の指示文は、ChatGPT・Gemini・Claudeなど、社内で利用を認めた対話型AIへ貼って使う設計例です。

弊社でこの指示文を使った出力品質の比較試験は行っていないため、自社の商品で数点試し、出力を確認してから使ってください。

下書き用の指示文(全文)

あなたはECサイトの商品説明文の下書きを作る担当です。
次の【商品情報】だけを使って、商品ページの説明文を作ってください。

# 守ること
- 【商品情報】に書かれていない機能・数値・効果・素材は書かない。
- 「未確認」と書かれた項目には触れない。
- 「メーカー資料記載」とある数値は、試験条件とあわせて「メーカー資料による」と書く。
- 「最高」「No.1」「必ず」「絶対」「完全」「どんな方にも」など、
  最上級や保証と受け取られる言葉は使わない。
- 体の悩みが治る・改善するなど、効果効能を約束する表現は使わない。
- 「できないこと」は、本文の最後に注意事項として必ず残す。

# 出力の形
1. キャッチコピー(全角30字以内)
2. 本文(全角200〜300字。使う場面 → 特長 → 注意の順)
3. 仕様の箇条書き(商品情報の値をそのまま転記)
4. 注意事項(できないことを箇条書き)
5. 確認メモ(本文の文ごとに、商品情報のどの項目から取ったかを書く。
   商品情報にない言葉・比較・言い換えを使った場合は、その言葉を書き出す)

【商品情報】
商品名:
仕様:
性能の数値(出典):
自社で確認した情報:
できないこと:
想定する使い方:
未確認:

最後の「確認メモ」が、担当者の確認を早めるための項目です。本文の各情報がどの入力から来たかを書かせると、入力にない言葉が混ざったときに見つけやすくなります。

ただし、AIが確認メモに書き出さない追加情報がないとは言い切れません。確認メモは手がかりとして使い、本文と商品情報シートの照合は人が行います。

架空商品での出力見本

上の架空タンブラーで、確認が必要な表現が混ざった出力例を示します。弊社が条件に合わせて手で作った見本であり、AIの実行結果ではありません。

1. キャッチコピー
デスクの温かい一杯を、少しずつ飲める350ml

2. 本文
デスクで温かい飲み物を少しずつ飲みたい方に向けた、容量350mlのタンブラーです。
本体はステンレス鋼の真空二重構造で、ふたはポリプロピレン製です。
メーカー資料によると、室温20度で熱湯を満たした場合の保温効力は、6時間で68度以上です。
販売担当者が実物を確かめたところ、片手で握れる太さでした。
マグカップより少し多めの量を入れられるので、何度も注ぎ足さずに済みます。
なお、食洗機と電子レンジには対応していません。

3. 仕様
容量:350ml/本体:ステンレス鋼(真空二重構造)/ふた:ポリプロピレン

4. 注意事項
・食洗機は使用できません
・電子レンジは使用できません

5. 確認メモ
キャッチコピー「デスク」「少しずつ」 → 想定する使い方
本文1文目 → 想定する使い方、仕様(容量)
本文2文目 → 仕様
本文3文目 → 性能の数値(メーカー資料の試験条件つき)
本文4文目 → 自社で確認した情報
本文5文目「マグカップより少し多め」「何度も注ぎ足さずに済む」
  → 商品情報にない比較と言い換えのため、根拠の確認が必要
本文6文目、注意事項 → できないこと

見本の確認メモには、本文5文目が入力にない比較と言い換えだと書き出されています。担当者は根拠を確かめて残すか、削除するかを決めます。

架空の説明文を商品情報と照合し、容量の一致、根拠がない比較、未確認の結露表現を区別する見本です。
架空の照合見本です。文章が自然でも、比較や性能の根拠は別に確認します。

出店先に合わせて書式を指定する

文字数の上限や使える記号、HTMLタグの可否は、出店先のモールや自社サイトの仕様で変わります。

出店先の最新の規約やガイドラインを担当者が確認し、その条件に合わせて「出力の形」の文字数や書式を書き換えてください。

同じ商品を複数の店舗に出す場合も、事実を入力する商品情報シートは1つにまとめ、書式だけを店舗ごとに変えると、内容の食い違いを防げます。

検索される語も事実の範囲で使う

メーカーの説明文をそのまま使うと、同じ商品を扱う他の店舗と同じ文章が並びます。

自社の言葉で書き直すことに加え、お客様が検索しそうな用途やサイズの語を、商品情報シートの「想定する使い方」や仕様から入れると、自社ページならではの説明になります。

ただし、検索されそうだからといって、確認していない用途や性能を足してはいけません。モールの商品名や検索用の項目に入れる語と、説明文で詳しく書く内容は、出店先の規約に沿って分けて考えます。

公開前に広告表現を確認する

AIが下書きした文章でも、商品ページに載せて販売するのは自社です。

下書きを誰が書いたかにかかわらず、公開前の表現確認は自社の担当者が行う工程として残します。

景品表示法:性能の
根拠を確認する

景品表示法(第5条第1号)は、商品の品質などを実際のものよりも著しく優良であると示す表示を禁止しています(消費者庁の優良誤認表示の解説)。

同じページでは、第7条第2項に基づき、消費者庁が表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求め、提出されない場合などに、措置命令に関して不当表示とみなす仕組み(不実証広告規制)も説明しています。

つまり、説明文の「よく冷える」「長持ち」などの性能をうたう表現には、裏付けの資料を用意できるかが重要です。

メーカー資料の試験結果を使う場合は、その資料を商品ごとに保管し、説明文のどの表現に対応するかを記録しておきます。

薬機法:商品ごとの広告ルール

化粧品、医薬部外品、医療機器などの商品説明文は、薬機法の広告規制の対象にもなります。

厚生労働省の医薬品等の広告規制のページでは、薬機法第66条の誇大広告の禁止などを示しています。

同ページに掲載された医薬品等適正広告基準の対象は、ウェブサイトを含むすべての媒体の広告です。

基準では、効能効果や安全性を確実だと保証する表現と、効能効果や安全性についての最大級の表現を禁止しています。

また同じ基準は、承認を要しない化粧品の効能効果の表現を、厚生労働省の通知「化粧品の効能の範囲の改正について」に定める範囲内に限っています。

化粧品の説明文をAIで作る場合は、自社が表示できる効能の一覧を商品情報シートに入れ、それ以外の効果を書かせない指定が必要です。

食品や雑貨の説明文も対象になります。病気の治療や予防などの効能をうたうと、承認を受けていない医薬品の広告として扱われるおそれがあります。

同じ厚生労働省のページに掲載された薬機法第68条は、承認や認証が必要な医薬品・医療機器等について、必要な承認や認証を受けていないものの名称や効能などを、何人も広告してはならないと定めています。

病気の治療や予防をうたう言葉をAIが書いた場合は、食品・雑貨・承認を要しない化粧品では削除します。医薬品・医薬部外品などは、承認された効能の範囲内かを確認します。

健康食品の広告表現を確認する

健康食品については、消費者庁が「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項」(令和4年12月5日一部改定)を公表しており、消費者庁の健康増進法(誇大表示の禁止)のページに掲載されています。

この留意事項が対象とする表示にはインターネットによる広告も含まれるため、ECの商品ページも対象に含まれます。

サプリメントや健康茶などを扱う場合は、AIの下書きを使う前に、この留意事項の表現例と自社の説明文を照らし合わせます。

確認が必要な表現の型

次の表は、AIの下書きから抜き出して確認したい表現の型です。違法かどうかを判定する表ではなく、人が根拠を確認する箇所を見つけるための一覧です。

表現の型架空の文例確認すること
最上級・一番業界最高クラスの保温力比較の対象・時期・条件を示せる資料があるか。なければ削る。化粧品・医薬品等の効能や安全性の最大級の表現は、資料があっても使わない
保証・言い切り一日中、必ず温かいメーカー資料の条件と数値で言い換えられるか
入力にない性能結露しないのでデスクが濡れない商品情報シートで「未確認」の項目を書いていないか
体への効果飲むだけで体が温まり、冷え性が改善食品や雑貨で効果効能をうたっていないか。特定保健用食品・機能性表示食品は、許可・届出した表示の範囲内か
化粧品の効能シミが消えて肌が若返る表示できる効能の範囲内か。範囲外なら削る

表現チェック用の指示文(全文)

下書きとは別の会話で、次の指示文を使って確認の候補を抜き出させます。書いた会話と切り離して確認させると、下書きの流れに引きずられずに候補を挙げやすくなると弊社では考えています。

次の【説明文】と【商品情報】を比べて、公開前に人が確認すべき箇所を
抜き出してください。違法かどうかの判定はしないでください。

# 抜き出すもの
1. 【商品情報】にない機能・数値・素材・効果を書いている箇所
2. 「最高」「一番」「No.1」など、最上級や順位を示す表現
3. 「必ず」「絶対」「〜が治る」など、結果を保証する表現
4. 体の不調の改善、美容上の効果など、効果効能をうたう表現
5. 「できないこと」が本文や注意事項から抜けている場合

# 出力の形
表にしてください。列は「該当箇所(原文のまま)」「当てはまる番号」
「商品情報の対応する項目(なければ『なし』)」の3つです。
該当がなければ「該当なし」とだけ書いてください。

【商品情報】
(下書きに使った商品情報をそのまま貼る)

【説明文】
(AIが作った下書きを貼る)

AIの「該当なし」は、問題がないことの証明にはなりません。最終的な判断は、表示の担当者が根拠資料と照らして行い、迷う表現は削るか、専門家に相談します。

商品数が多いときの進め方

数点なら対話型AIへの貼り付けで回りますが、数百点になると貼り付けと転記の手間が残ります。

商品数が多い店舗では、商品情報シートをスプレッドシートで管理し、行ごとに下書きを作る形にすると回しやすくなります。

下書きからCSV反映までの手順

利用中のカートやモールに、商品情報をCSVで一括登録・更新する機能があるか、対応する項目と形式を公式ヘルプで確認しておきます。

手順やること担当
1. 情報をそろえる商品情報シートに1商品1行で事実と「未確認」を入れる商品担当
2. 下書きを作る各行の情報から説明文と確認メモを作り、別の列に入れるAI
3. 表現を確認するAIが確認候補を抜き出し、担当者が説明文全体と商品情報・根拠資料を照合して「承認」「修正」「保留」を付けるAIと表示の担当者
4. 反映する「承認」の行だけを、商品IDと説明文の列に絞ってカートのCSV形式で書き出す。最初は2〜3商品だけ反映し、表示と他の項目が変わっていないことを確かめてから残りを反映するEC担当
5. 公開後に見る商品ページの表示と、問い合わせ・レビューの指摘を確認するEC担当

「承認」の列が付いた行だけを書き出す決まりにすると、確認前の下書きが公開されることを防げます。CSVの空欄の列を「空欄で上書き」と扱うか「変更しない」と扱うかはカートの公式ヘルプで確かめ、更新に使う列を絞ります。

担当者が商品説明文全体と根拠を確認し、承認した行だけをCSVで反映します。修正や保留の行は公開しません。
架空の流れです。修正や保留の行は書き出しません。

既存の説明文を、
いきなり上書きしない

すでに公開している説明文には、問い合わせを受けて書き足した注意書きなど、資料にない経緯が含まれていることがあり、資料だけを見ても分かりません。

AIの下書きでまとめて置き換える前に、現在の説明文を保存し、新旧を並べて消える情報がないか確認します。

最初は説明文がまだない新商品や、閲覧が少ない商品から始めると、誤りがあった場合の影響を小さくできます。

専用の仕組みを検討する目安

貼り付け作業が負担になってきたら、スプレッドシートから下書きを作り、確認と書き出しまでをつなぐ仕組みを検討します。

検討の目安は、毎月の新商品の数、複数店舗への出し分け、確認する担当者の人数です。

カートやモールの標準機能で足りる場合は、個別の開発は必要ありません。標準機能だけでは自社の商品情報シート・確認ルール・承認の記録をつなげられない場合に、個別の仕組みを検討します。

どの業務から自動化するかは、業務棚卸し表で優先順位を決める方法で比較できます。開発を外部に頼む場合の費用の考え方はAI開発の費用相場と見積もりの内訳で整理しています。

よくある失敗と直し方

AIで説明文を作り始めた店舗が戸惑いやすい場面を、原因と直し方に分けて整理します。

困っていること起きていること直し方
どの商品も似た文章になる商品ごとの違いが入力に入っていない「想定する使い方」と「自社で確認した情報」を商品ごとに書く
書いていない機能が出てくる空欄や曖昧な項目を、AIが一般的な特徴で補っている分からない項目に「未確認」と書き、確認メモで出どころを見る
注意書きが消える出力の形に注意事項の欄がない「できないこと」を必ず残す欄を出力の形に入れる
確認が追いつかない下書きの量に対して、確認の担当と基準が決まっていないAIの候補を手がかりに、担当者が説明文全体を商品情報・根拠資料と照合する
店舗ごとに内容がずれる店舗ごとに別々の資料から作っている商品情報シートを1つにし、書式だけを店舗別に変える

表のどれにも当てはまらない誤りが出た場合は、その誤りを確認用の指示文の「抜き出すもの」に1行足します。

誤りを指示文に戻していくと、同じ確認漏れを繰り返しにくくなります。

まず10商品で
確認の手間を測る

商品説明文のAI活用は、文章を速く書くことより、確認済みの事実だけを読みやすく並べることに使うと、失敗を減らしやすくなります。

最初の一歩は、新商品など10点ほどを選び、商品情報シートを作って、下書きと表現チェックを一度通すことです。

そのうえで、1点あたりの確認にかかった時間と、確認で直した箇所を記録します。直した箇所が多いなら、見直すべきはプロンプトより先に商品情報シートの項目です。

商品数が多く、スプレッドシートからの下書き作成・確認・CSV書き出しをつなげたい場合は、今の商品データと確認ルールをもとに、どこまで自動化できるかを整理できます。

よくある質問

Q. 無料版のChatGPTやGeminiでも商品説明文は作れますか?

A. 数点の下書きを作って試すことはできます。

ただし、発売前の商品情報など社外に出せない情報を入力する前に、利用するサービスの規約と社内ルールを確認してください。

商品数が多くなると、貼り付けと転記の手間が残る点も考慮が必要です。

Q. AIが書いた商品説明文で薬機法や景品表示法に違反した場合、責任は誰にありますか?

A. 表示の責任は、基本的に表示を行う事業者、つまり商品ページに載せて販売する自社が負います。

AIが下書きしたかどうかで変わるものではないため、公開前に自社の表示として確認してください。

個別の表現の判断に迷う場合は、専門家や所管の窓口に相談してください。

Q. AIが商品情報にない機能を書いてしまうのはなぜですか?

A. 生成AIは、入力が足りない部分をそれらしい一般的な内容で補うことがあります。

分からない項目には「未確認」と書き、入力にない情報は書かないよう指示します。

指示しても必ず守られるとは限らないため、公開前に入力と出力を照合します。

Q. メーカーの説明文をそのままAIに書き換えさせてもよいですか?

A. メーカーの文章を使う条件は、仕入れ先との取り決めを確認してください。

そのまま使うと、同じ商品を扱う他の店舗と同じ文章が並ぶことにもなります。

また、メーカーの文章に含まれる性能の表現は、自社の表示としても根拠資料が必要です。

事実の項目だけを商品情報シートに移してから下書きを作ると、確認がしやすくなります。

Q. 化粧品の商品説明文もAIで作れますか?

A. 下書きには使えますが、承認を要しない化粧品の効能効果は、厚生労働省の通知で定められた範囲をこえて表現できません。

自社が表示できる効能を商品情報シートに入れ、それ以外の効果を書かせない指定をしたうえで、公開前に担当者が確認してください。

Q. 何商品くらいから仕組み化を考えるべきですか?

A. 決まった商品数の基準はありません。

毎月の新商品の数、複数店舗への出し分け、確認する担当者の人数を見て、貼り付け作業と確認の負担が大きくなった段階で検討します。

カートやモールの標準機能で足りる場合は、個別の開発は必要ありません。

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商品説明文の作成をAIで効率化したい方へ

今の商品データと確認ルールをもとに、下書き作成から確認・CSV反映までのどこを自動化できるか整理します。

この記事の執筆者と編集部

執筆

Web制作・デザイン出身。AIを使ったアプリ開発と業務自動化を、設計から実装まで担当しています。自ら開発・運用する経験をもとに、仕事でAIを使う手順と注意点を解説します。

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編集・検証

まるっとAI編集部

EC担当者が商品説明文の作成に生成AIを使う際の、商品情報の整え方と公開前の表現確認を説明しています。