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クレーム対応のAI活用受付記録・返信案の指示文と人が判断する範囲

公開日:2026年10月14日

クレームの受付記録と返信をAIで下書きし、原因・補償・送信は人が確認する活用のイメージ

クレーム対応にAIを使うなら、返信文を書かせる前に、お客様の申し出を4つの項目に分けた受付記録を作らせます。

4つとは「お客様が伝えている事実」「お客様の要望」「社内で確認すること」「まだ言えないこと」です。

謝罪の範囲、返金や交換などの補償、上席への引き継ぎは、AIではなく担当者と責任者が決めます。

この記事は、メールや問い合わせフォームで苦情を受けている中小企業の、顧客対応の責任者と担当者に向けて書いています。

受付記録と返信案の指示文、送る前の確認表、上席へ渡す基準を、そのまま自社の手順に置き換えられる形で示します。

以下の申し出・記録・返信は架空の設計例です。AI製品で実行した結果や、導入して効果を測った結果ではありません。

AIに任せる作業と、人が決めること

AIに任せやすいのは、長い申し出を整理する作業と、確認済みの事実から返信の下書きを作る作業です。

一方、原因が自社にあるか、どこまで補償するかは、注文記録や社内の規程を見なければ決められません。

AIの役割は「整理する・下書きする・記録をまとめる」までです。送るかどうかと、約束する内容は人が決めます。

工程AIに任せる作業人が決めること
受付申し出を、伝えている事実・要望・社内で確認すること・まだ言えないことに分ける急ぎの対応が必要か、誰が担当するか
事実確認社内で確認する項目の一覧を作る注文記録・出荷記録・過去のやり取りを見て、何が起きたか確定する
返信確認済みの事実と決まった対応から下書きを作る謝罪する範囲、補償の内容、送るかどうか
引き継ぎ経緯を短いメモにまとめる上席や専門部署へ渡すか、対応を打ち切るか
再発防止記録を原因の区分ごとに集計する候補を出す区分が正しいか、どの手順を変えるか

原因を認める文は、事実の確認後に書く

怒りの強いメールを受け取ると、早く謝って収めたいという気持ちになります。

しかし、出荷記録を見る前に「弊社の梱包ミスでした」と書いたとします。確認後に別の原因が分かれば、送った文面を訂正しなければなりません。

AIは、申し出の文面だけを根拠に、もっともらしい原因を書くことがあります。返信案では「ご不便をおかけしたこと」への謝罪と、「原因は確認中であること」を分けて書かせます。

補償の約束は、決裁者が決めてから書く

返金、交換、送料の負担、値引きは、会社としての約束になります。AIが「全額返金いたします」と下書きしても、その権限を持つ人が決めていなければ送れません。

指示文には、責任者が決めた対応だけを書くよう明記します。補償が決まっていなければ結論を書かず、責任者が承認した次の連絡予定だけを伝えます。検討や再連絡の予定も決まっていなければ、送信を保留して社内で確認してください。

AIが受付記録と返信案を作り、担当者が事実を確認し、責任者が対応を決めてから人が送信する流れを示しています。

架空のクレームで流れを見る

ここからは、1件の申し出を受付から返信まで追います。工程ごとに、AIへ渡す情報と、担当者が確認する資料を分けて見てください。

架空例:棚の部品が足りない

業務用の組み立て式スチール棚を通信販売している会社に、次のメールが届いたとします。

件名:部品が足りません。前にも連絡しています

先週届いた棚を組み立てようとしたところ、ボルトが4本足りませんでした。3日前にもフォームから連絡しましたが、返事がありません。

来週から倉庫で使う予定だったので困っています。すぐに部品を送ってください。対応がないなら返品したいです。

この時点で分かっているのは、お客様がそう申し出ているという事実だけです。出荷時にボルトが何本入っていたか、3日前の連絡が社内に届いていたかは、まだ確認していません。

受付記録では、4つの項目に分ける

申し出を次の4項目に分けると、返信の前に何を確かめるかが一目で分かります。

項目今回の架空例使い道
お客様が伝えている事実ボルトが4本足りない。3日前にフォームから連絡した社内の記録と照らし合わせる
お客様の要望すぐに部品を送ってほしい。対応がなければ返品したい対応の選択肢を責任者が決める
社内で確認すること出荷時の部品数、3日前の問い合わせの受信記録、在庫担当者が記録を見て確定する
まだ言えないこと部品不足の原因、返品の可否、部品の到着日返信で約束しない

「来週から使う予定」という一文は、急ぎかどうかを決める材料になります。AIに要約だけを頼むと、こうした期限の情報が抜けることがあるため、要望の欄に原文のまま残させます。

受付記録を作る指示文

最初の指示文は、返信を書かせるためではなく、申し出を整理するために使います。社内で利用を認めた対話型AIに、申し出の本文と一緒に渡します。

初めて試すときは、この記事のような架空の申し出を使います。実際の申し出は、商品・日付・地域などからもお客様が分かる場合があるため、社内規程とサービスの契約を確認し、入力してよい情報の範囲が決まってから使ってください。

受付記録の指示文

自社で使うときは、商品名や確認する記録の名前を、実際に使っている台帳の名前に置き換えてください。

あなたは、顧客対応の受付記録を作る担当です。
以下の【申し出】を読み、次の4つの見出しで整理してください。

1. お客様が伝えている事実
2. お客様の要望(期限や希望の手段は原文のまま残す)
3. 社内で確認すること(どの記録を見ればよいかも書く)
4. まだ言えないこと

【守ること】
・原因を推測して書かないでください。原因は「確認中」と書きます。
・お客様の言葉を、強い・弱いなどの評価で言い換えないでください。
・申し出に書かれていない事実を補わないでください。
・最後に、急ぎの対応が必要と考えられる理由があれば、根拠となる原文を引用して1行で書いてください。判断は担当者が行います。

【確認に使える社内の記録】
注文記録、出荷時の検品表、問い合わせフォームの受信履歴、在庫表

【申し出】
(初回は架空の申し出を貼り付けます。実際の申し出では、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・注文番号を除きます)

AIに求める出力の形

次の出力例は、指示文が求める形を示すために作った設計例です。

1. お客様が伝えている事実
・届いた棚のボルトが4本足りなかった
・3日前に問い合わせフォームから連絡したが、返事がない

2. お客様の要望
・「すぐに部品を送ってください」
・「対応がないなら返品したいです」
・期限:「来週から倉庫で使う予定」

3. 社内で確認すること
・出荷時の検品表で、ボルトの本数
・問い合わせフォームの受信履歴で、3日前の連絡の有無
・在庫表で、同じボルトの在庫

4. まだ言えないこと
・部品が足りなかった原因(確認中)
・返品を受けられるか
・部品が届く日

急ぎの理由:「来週から倉庫で使う予定だったので困っています」

つまずきやすい点:原因を書いてしまう

「守ること」に原因を書かないよう指定しても、AIが「梱包時の確認漏れと考えられます」と付け加える場合があります。

受付記録を確認する担当者は、まず「4. まだ言えないこと」に原因が入っているか、他の欄に推測が混ざっていないかを見ます。AIが指示文を必ず守るとは限りません。

返信案を作る指示文と確認表

返信案は、担当者が記録を確認し、責任者が対応を決めたあとに作ります。

今回の架空例では、確認の結果を次のように置きます。

確認した項目架空の確認結果返信での扱い
3日前の問い合わせ受信していたが、担当者が決まらず未返信だった返信が遅れたことを謝罪する
出荷時の部品数検品表ではボルトの本数を確かめた欄にチェックがあり、不足の原因は分からない原因は調べていると伝え、断定しない
ボルトの在庫在庫あり。責任者が、お客様の申告どおり4本を本日発送し、送料を負担すると決めた決まった対応として伝える
来週から使う予定配送業者に確認し、来週の使用前に届く便で送ると責任者が決めた。到着予定日も確認した到着予定を伝える
返品の希望責任者が、部品の到着後も使えない場合に相談を受けると決めた条件を添えて伝える

返信案の指示文

初回は架空の確認結果と対応で試します。

あなたは、顧客対応のメールの下書きを作る担当です。
以下の【確認済みの事実】と【決まった対応】だけを使って、お客様への返信案を作ってください。

【書き方】
・最初に、確認済みの遅れや不備があればそのお詫びを、なければご不便への気遣いを書きます。
・お詫びは「何に対して」かを具体的に書きます。確認済みの事実に含まれる遅れや不備だけを対象にします。
・原因が確認中のものは、原因を推測せず「調べている」と書きます。
・【決まった対応】にない返金・交換・値引き・期日は書かないでください。
・補償が未決なら結論を書かず、責任者が承認した次の連絡予定だけを書きます。次の連絡も未承認なら「送信保留:次の対応を社内で確認」と、下書きとは別の行に書いてください。
・お客様が次に何をすればよいかを、最後に1つだけ書きます。
・です・ます調で、400字以内にします。
・下書きの後に、【決まった対応】に含まれない約束が入っていないか、自分で確認した結果を1行で書いてください。

【確認済みの事実】
(担当者が記録で確かめた事実を貼り付けます)

【決まった対応】
(責任者が決めた対応を貼り付けます)

【お客様の申し出】
(受付記録の「お客様が伝えている事実」と「お客様の要望」を貼り付けます)

返信案の例

以下も、指示文が求める形を示すために作った設計例です。

件名:ボルトの件と、ご連絡への返信が遅れたことについて

このたびは、お届けした棚のボルトが足りないとのご連絡をいただき、ご不便をおかけしております。

また、3日前にいただいたご連絡に返信できておらず、大変申し訳ございません。社内で担当を決めるのが遅れ、お返事が止まっておりました。

ご連絡いただいたボルト4本を、本日発送いたします。◯月◯日(◯)までに届く予定です。送料は弊社が負担いたします。

ボルトが足りなかったとのご連絡については、出荷時の記録をもとに調べております。

部品が届いたあとも組み立てられない場合は、このメールにご返信ください。返品のご相談も含めて、改めてご案内いたします。

確認:決まった対応(4本の本日発送・到着予定日・送料負担・到着後の相談)以外の約束は含めていません。

最後の「確認」の1行は、担当者が読むためのものです。お客様へ送る前に削除します。

このメールでは、返信が遅れたことは確認済みなので謝罪し、部品不足の原因は確認中なので断定していません。ボルトの不足は、お客様からの申告として書いています。

到着予定は、配送業者に確認した具体的な日付で書きます。「明後日」とは書きません。メールを読んだ日がずれると、届く日を誤解されるためです。

送る前の確認表

下書きを送る前に、担当者が次の表で1通ずつ確認します。

確認すること見る資料見落としやすい例
謝罪の対象が確認済みの事実か受付記録と確認結果原因が確認中なのに「梱包ミス」と書いている
約束が責任者の決定と一致するか責任者が決めた対応のメモ決めていない到着日や返金が入っている
お客様の要望に答えているか受付記録の「要望」返品の希望や「来週から使う」という期限に触れていない
宛先と個人情報問い合わせ履歴別のお客様の注文番号が混ざっている
下書きの後の「確認」の1行を消したか送信直前の本文担当者向けの確認の行が残ったまま送っている

この表は、謝罪と約束の範囲を確かめるためのクレーム用の確認です。普段の問い合わせ返信で使っている確認の手順に、この5行を加えてください。

上席へ引き継ぐ基準と、カスタマーハラスメントの扱い

担当者だけで返信してよいクレームと、上席や専門部署に渡すクレームの基準を、AIを使う前に決めておきます。基準がないまま返信案を作ると、補償や法的な対応が必要な申し出まで、担当者の判断で返してしまいます。

担当者だけで返信せず、上席に渡す申し出

次の表は、引き継ぎ基準を作るときのたたき台です。どこへ渡すかは、自社の体制に合わせて決めてください。

申し出に含まれる内容上席に渡す理由AIに頼めること
けが・体調不良・事故安全の確認と、早い判断が必要になる経緯を時系列のメモにまとめる
決まった額を超える返金・補償の要求決裁できる人が決める必要がある要求の内容と根拠を一覧にする
弁護士・訴訟・行政への相談に触れている返信の文言を社内で確認する必要がある該当する原文を抜き出す
同じ方から短い期間に何度も連絡がある対応の方針をそろえる必要がある過去のやり取りを日付順にまとめる
暴言・脅し、土下座などの要求担当者を守る対応が必要になる該当する原文を引用して記録する

AIには、上席に渡すかどうかを決めさせません。基準に当たりそうな原文を抜き出させます。最終的に引き継ぐかは担当者が決め、見落としがあっても気づけるよう、引き継がなかった理由も記録に残します。

カスタマーハラスメント対策の義務化

厚生労働省の案内のとおり、令和8年(2026年)10月1日から、カスタマーハラスメント対策は事業主の義務です。

同じ案内では、カスタマーハラスメントを次の3つの要素をすべて満たすものと説明しています。

  • 顧客等の言動であること
  • 業務の性質などに照らして、社会通念上許容される範囲を超えていること
  • 労働者の就業環境が害されること

正当な苦情とカスタマーハラスメントの線引きは、業務の性質やその場の事情によって変わります。AIの判定だけで「カスタマーハラスメントだから対応を打ち切る」と決めないでください。

社内の方針で決めた対応手順に沿って、責任者が判断します。AIは、その判断に使う原文の抜き出しや、やり取りの記録を整える作業に使えます。

同じ案内が挙げる事業主の措置は、対応の方針を決めて従業員に周知すること、相談窓口を定めること、起きたときに事実関係を迅速かつ正確に確かめ、被害を受けた従業員への配慮と再発防止を行うことなどです。受付記録や引き継ぎメモを同じ形で残しておくと、事実関係を確かめるときの材料になります。指針を含む詳細は、厚生労働省のハラスメント防止のページで確認してください。

電話のクレーム記録をまとめる指示文

電話で受けた申し出は、担当者の手書きメモや入力メモからAIに記録を整えさせると、引き継ぎが早くなります。

初回は架空のメモで試します。

以下は、電話で受けたクレームの担当者メモです。
上席への引き継ぎ用に、次の形でまとめてください。

・受けた日時と担当者
・お客様が伝えたこと(録音の書き起こしなど、発言をそのまま残した記録がある部分だけ「」で引用する。それ以外は引用符を付けず「要約」と表示する)
・お客様の要望
・担当者がその場で伝えたこと
・まだ回答していないこと

【守ること】
・メモに書かれていないことを補わないでください。
・お客様の発言を、担当者の感想で言い換えないでください。
・記録にない発言を作ったり、担当者の記憶による要約を「」付きの引用へ書き換えたりしないでください。
・メモの中で日付や数字が食い違っている箇所があれば、「要確認」として最後に挙げてください。

【担当者メモ】
(初回は架空のメモを貼り付けます。実際のメモでは、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・注文番号を除きます)

電話の録音を文字にしてAIに渡す場合は、録音していることの案内や社内規程を先に確認します。

記録を使ってクレームを減らす

返信を早くするだけでは、同じ申し出が繰り返し届きます。受付記録を同じ形で残しておくと、月末に「どの工程で起きたクレームが多いか」を集計できます。

原因の区分は担当者が確定する

AIには、受付記録を読ませて「出荷」「商品の説明」「問い合わせへの返信」「配送」などの区分の候補を付けさせます。

ただし、区分を付ける時点で原因が確認できていない申し出もあります。

記録の項目付ける人今回の架空例
申し出の区分の候補AI部品不足、返信の遅れ
確定した原因担当者返信の遅れは確定。部品不足は確認中
変えた手順責任者フォームの受信から当日中に担当者を決める

「確認中」の申し出は、推測した原因の区分で集計しないでください。推測が混ざった集計をもとに手順を変えると、実際の原因とは別の工程に手間をかけることになります。

帳票の読み取りや転記の誤りが原因なら、転記ミスを工程ごとに見つけて減らす方法も参考になります。

AIに渡すお客様の情報を確認する

クレームの申し出には、氏名や連絡先、注文の内容など、外部に出してはいけない情報が含まれます。

初めて試すときは、架空の申し出で、意図した記録と返信案が作れるかを確かめます。

名前を消しても、商品名・日付・地域の組み合わせで、お客様が分かる場合があります。実際の申し出を入力する前に、社内の情報管理の規程と、利用するAIサービスの契約やデータの扱いを確認してください。

AI活用をチームに広げる

最初の一歩は、担当者が対話型AIで受付記録と返信案を作り、人が確認して送ることです。

件数が増えたり、担当者が複数になったりすると、同じ指示文と確認表をそろえて使う仕組みが必要になります。

段階やること次の段階を考える目安
担当者が一人で試す対話型AIに指示文と申し出を貼り、受付記録と返信案を作る担当者ごとに指示文や確認の仕方が違ってきた
チームでそろえる指示文・確認表・引き継ぎ基準を共有し、記録の形を統一する貼り付けと転記の手間が増え、記録の漏れが出てきた
既存のツールとつなぐ問い合わせの受信、注文記録、記録の台帳をつなぎ、確認待ちの一覧を作る既製の問い合わせ管理ツールでは、注文記録や検品表との照合まで扱えない

既製のサポートツールで受信と記録が足りる場合は、個別の開発は必要ありません。注文記録や出荷の検品表と照らし合わせる工程まで一つの画面で扱いたい場合に、連携の設計を検討します。

どの業務から手を付けるか迷う場合は、業務棚卸し表でAI化する業務の優先順位を比べる方法で整理できます。

まとめ:AIに任せる範囲

クレーム対応のAI活用は、返信を自動で送るためではなく、事実と約束を取り違えずに早く返信するために使います。

弊社は、返信文の出来だけを良くしても、謝罪や補償の範囲を確かめる工程がなければ、二度目のクレームを防げないと考えます。

最初の一歩は、この記事の架空の申し出を、受付記録の指示文で4項目に分けてみることです。実際の1週間分へ進むのは、社内規程と契約を確認し、入力してよい情報の範囲を決めてからにします。

「まだ言えないこと」に原因の推測が混ざらないかを担当者が確認し、次に返信案の指示文を試してください。

受信・注文記録・台帳をつなぐ段階になったら、既製のツールと連携の開発を、同じ確認項目で比較します。

よくある質問

Q. クレームの返信をAIに自動で送らせてもよいですか?

A. クレームの返信は、担当者が内容を確認してから送ることをおすすめします。

謝罪の範囲や補償の約束は、注文記録や社内の決定と照らし合わせる必要があるためです。

受付のお知らせのように、約束を含まない定型の連絡と分けて考えてください。

Q. ChatGPTやGeminiなどの対話型AIでも始められますか?

A. 社内で利用を認めた対話型AIがあれば、受付記録と返信案の下書きから始められます。

最初は架空の申し出で試します。

実際の申し出は、社内規程とサービスの契約・データの扱いを確認し、入力してよい範囲が決まってから使ってください。

氏名を除いても、商品・日付・地域の組み合わせで本人が分かる場合があります。

Q. AIが書いた謝罪文は、そのまま使えますか?

A. そのまま送らず、謝罪の対象が確認済みの事実かを担当者が確かめます。

AIは申し出の文面から、確認していない原因を書いてしまう場合があります。

送る前の確認表で、謝罪と約束の範囲を1通ずつ照らし合わせてください。

Q. カスタマーハラスメントかどうかをAIに判定させてもよいですか?

A. AIの判定だけで対応を打ち切ったり、方針を決めたりしないでください。

業務の性質やその場の事情によって線引きが変わるためです。

AIには該当しそうな原文の抜き出しや記録の整理を任せ、社内の方針に沿って責任者が判断します。

Q. 電話で受けたクレームにもAIは使えますか?

A. 会社が入力を認めた範囲の担当者メモから、引き継ぎ用の記録を整える作業に使えます。

発言は録音の書き起こしなどがある部分だけそのまま引用し、それ以外は要約と表示します。

要望、その場で伝えたこと、まだ回答していないことも分けます。

録音を文字にして使う場合は、録音の案内や社内規程を先に確認してください。

Q. 専用のツールや開発は、どの段階で検討しますか?

A. 担当者が複数になり、指示文や記録の形がばらばらになってきた段階が目安です。

まず既製の問い合わせ管理ツールで、受信と記録が足りるかを比べます。

注文記録や検品表との照合まで一つの流れで扱いたい場合に、連携の設計を検討してください。

編集・検証について

クレーム対応にAIを使う際の、受付記録・返信案・引き継ぎの分け方を説明しています。

クレーム対応の手順を整えたい方へ

いまの問い合わせの受け方や注文記録をもとに、受付記録・返信案・引き継ぎの流れを整理します。

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