公開日:2026年05月05日

「外注に2週間で30万円」と言われていた1ページLPが、AIで1時間・原価数百円で公開できる時代に入りました。鍵になっているのが GPT Image 2(OpenAIの最新画像生成)と Claude Code(AnthropicのCLIエージェント)の組み合わせです。
筆者は実際にこの方法で、医療系LP・タレント起用LPなど複数本を1時間以内で公開しています。本記事では、ワイヤーフレーム設計から Vercel 公開までの全工程を、つまずきやすいポイントとプロンプト例つきで解説します。
特にデザイナー経験のない方が再現できるよう、「FVをどう指示するか」「2〜3セクションをまとめて生成する理由」「PCで崩さないための画像コーディング指示」 など、実戦で詰まる箇所を全部公開します。
工程はシンプルに5つです。
最大の落とし穴は 「セクションごとに別々に生成して、デザインがバラバラになる」 ことです。これは後述します。
LPの良し悪しは7割が 訴求順 で決まります。デザイン凝る前に、何をどの順で見せるかを決めるのが先です。
以下の商材のLPワイヤーフレームを作って。
【商材】〇〇(マンジャロ オンライン処方)
【ターゲット】20-40代女性、忙しくて通院できない層
【独自オファー】月額18,000円、初回1,000円OFF、LINE相談OK、
ゆいぴす(タレント)応援プロマイド付き
【参考LP】https://...
【出力】
- 全セクションを縦に並べた箇条書き
- 各セクションに見出しコピー案・サブコピー案・本文要点を3つずつ
- CTAは何箇所にどんな文言で置くか
- 注釈に入れる薬機法配慮文も
ここで出てくる 箇条書きを、そのまま GPT Image 2 のプロンプトに流用 します。テキストを2回考えなくて済むので速い。
ここが本記事のメインです。実戦で詰まるポイントを上から順に。
「ピンクと赤の女性向けLPで、雑誌っぽくて、バラの花弁が舞っていて……」と文章で書くより、参考LPのスクショを2〜3枚アップロードして「この方向性で」 と言ったほうが10倍速く理想に近づきます。
GPT Image 2 は参考画像のスタイル追従が非常に強い。逆に、参考画像なしでテキストだけだと「いかにもAIっぽい」凡庸なLPが出てきます。
実戦Tips:
LPの全工程の中で、FVだけは 指示の粒度を細かくしないと事故ります。FVが決まればそれ以降のページはFVに引っ張られて勝手にまとまるので、ここに時間を使ってください。
FV指示で必ず明示する項目:
| 項目 | 指示の例 |
|---|---|
| キャッチコピー | 一字一句の確定文言(「医師管理のオンラインマンジャロ治療を、ゆいぴすと一緒に。」) |
| サブコピー | 1〜2行で確定文言 |
| バッジ数 | 「楕円バッジを4つ横並びで配置」 |
| バッジ内テキスト | 「月額18,000円/初回診断 無料/初回1,000円OFF/LINE相談OK」 |
| 権威性バッジ | 「右上に金色の受賞シール風メダル("医師監修"の文字入り)」など、欲しいなら必ず明示 |
| ビジュアル素材 | 「写真(ポートレート、サテン背景)」or「イラスト(フラットモダン)」 |
| CTA有無 | 「FVに赤と緑(LINE)の2ボタン、下部配置」 |
| CTAコピー | 「初回診断を無料で予約する/LINEで相談してから始める」 |
| アスペクト比 | 「縦長 約3:9(モバイル想定)」 |
ここを曖昧にすると CTAが勝手にダミーで生成される/バッジが2個になる/受賞シールが消える など、本来あってほしいものが落ちます。
これは順番の話です。やってはいけないのは「全セクションを一気に発注」。
正しい流れ:
FVを参考に渡せば、フォント・色・余白・装飾モチーフ(バラの花弁、サテン布など)が自動で揃います。
ここが意外と知られていない最重要ポイント。
セクションごとに1枚ずつ画像を作ると、どんなに参考を揃えても セクション間に切れ目 が生まれます。背景色のグラデが微妙に違う/フォントサイズが揃わない/装飾の密度が変わる、などが起きる。
解決策:2〜3セクションを縦に連続させた1枚の縦長画像として生成 する。
10セクション構成のLPなら:
合計5〜6枚で全体LPがまとまります。1枚に2〜3セクション乗せておけば、その内部は必ずデザインが連続します。
毎回プロンプトに入れる「絶対ルール」を3〜5項目決めておくと、全画像で統一感が出ます。
絶対ルールの例:
- セクション見出しは48pxの明朝体(VOGUE誌のような重み)
- 本文は24pxのゴシック、行間1.8
- アクセントカラーは #B81F1A(深い赤)のみ
- 装飾は金色の細罫線とバラの花弁、これ以外は使わない
- 余白は左右60px、セクション間120px
- どの画像も同じサテン布の背景テクスチャ
これを毎回コピペで添付。指示を覚えているふりをするAIに頼らないのが鉄則です。
ここから実装。Claude Code に画像を渡して、HTML/CSSと最低限のJSまで一気に書かせます。
{プロジェクトのフルパス} に index.html を作って。
assets/lp_01.png 〜 lp_06.png を縦に順に並べた1枚のLPにする。
仕様は以下:
- スマホベース。max-width: 460px の中央ステージに画像を縦組み。
- 画像は <img> で width:100%。CSSで自動スケーリング。
- 各画像のCTAボタン位置に透明な <a class="hot"> をabsolute配置(クリック領域)。
ボタン位置は top%/height% でレイアウト追従させる。
- リンク先は仮で href="#reserve" "#line" にして、後で差し替えられるようにする。
- フッターは黒背景、運営/特商法/プラポリ/規約/注釈/コピーライト。
- フローティングCTAは入れない。
- PC(>=760px)でも中央460pxレイアウトのまま。
両サイドはLP本体のブランドカラーに馴染むグラデ背景で埋める。
PCで画像が拡大されないこと。
- viewportは width=device-width,initial-scale=1。
- 1ファイル完結(index.html にCSS/JS埋め込み)。
- 画像は loading="eager"(FV)/ loading="lazy"(それ以降)。
確認後に Vercel に static deploy できる構成で。
これでほぼ一発で完成形に近いHTMLが返ってきます。Claude Code はファイル作成・サーバ起動・スクリーンショット撮影まで自分でやるので、人間は確認するだけ。
LPの90%以上はスマホで見られます。スマホで完璧に作って、PCはオマケ が正解。
具体的にはCSS側で:
.stage {
max-width: 460px; /* これが重要 */
margin: 0 auto;
background: #fff;
}
.stage img { width: 100%; height: auto; }
body {
background: linear-gradient(160deg, #F8EBD4, #EFD9BA, #E2BC95);
background-attachment: fixed;
}
これだけで PC版は中央460pxにLP、両サイドにブランド色グラデ、になります。「PC版を別途デザインする」という工数を一切かけずに済むのが現代の正解です。
画像内に描かれているボタンを「クリックできる」ようにするには、透明な<a>タグをabsolute配置で被せます:
<section style="position:relative">
<img src="assets/lp_01.png" />
<a class="hot" href="#reserve"
style="left:6%;right:6%;top:88%;height:5%"></a>
</section>
a.hot { position:absolute; display:block; background:transparent; }
a.hot:active { transform: scale(.985); }
top% と height% で指定するのがミソ。画像が縮小拡大しても、ボタン位置が画像にぴったり追従します。
Vercelに上げただけだと「画像を縦に並べただけのページ」になりがち。両サイド埋めの背景に、JSで光球がふわふわ漂うエフェクト を入れるだけで、一気に「ちゃんと作られた高級LP」感が出ます。
実装:Canvas + requestAnimationFrame。光球を半透明の放射グラデで描いて、低速drift+呼吸(透明度のsin波)。mix-blend-mode: screen と filter: blur(60px) で柔らかく光らせる。
Claude Code に頼むときの追加プロンプト:
両サイドの背景に、Canvas+JSでふわふわ漂う光球エフェクトを追加して。
- 半透明の円を10〜14個、ブランドカラーのパレットで
- ゆっくりdrift(vx,vy = 0.1前後)
- 透明度はsin波で呼吸
- mix-blend-mode: screen + filter: blur(60px)
- LP本体には影響を与えない(z-index背景側)
- prefers-reduced-motion対応
- タブ非表示時はrAF停止(パフォーマンス)
10秒で書いてくれます。LP本体は画像をそのまま見せて、両サイドだけ静かに動く。主張しすぎない動きが信頼感のある高級LPの正体 です。
cd {プロジェクトフォルダ}
vercel deploy --prod --yes
Vercel CLIにログイン済みなら、これだけで本番URLが発行されます(xxx.vercel.app)。Hobby プランなら無料、商用利用前にだけ Pro へ上げればOKです。
カスタムドメインを当てるなら vercel domains add で1分。
| 経過時間 | 作業 |
|---|---|
| 0:00 - 0:10 | ワイヤーフレーム作成(Claude / ChatGPT) |
| 0:10 - 0:20 | FVをGPT Image 2で2〜3案生成、確定 |
| 0:20 - 0:50 | 残り5枚(2〜3セクション×5)を順次生成 |
| 0:50 - 1:05 | Claude Code に画像コーディングを依頼、修正 |
| 1:05 - 1:10 | 背景にJSアニメ追加、PC両サイド埋め確認 |
| 1:10 - 1:15 | Vercel デプロイ、URL確認 |
実測値です。慣れれば 60分。慣れないうちは、ワイヤーで詰まりがちなので90分見ておくのが安全。
.stage { max-width: 460px; } が効いているか確認。<img> に width:100% のみ指定し、heightは autotop%/height% のレイアウト追従にすれば、画像差し替えても位置が変わらないGPT Image 2 で デザイン方向性をFVで固める → 2〜3セクションまとめて連続生成 → Claude Code で画像コーディング という流れに乗せると、1時間で公開可能なLPが手に入ります。
外注10万円〜30万円の領域がほぼ消えるので、A/Bテスト用に5本同時に出す とか、キャンペーンごとに使い捨てLPを毎月出す といった、これまで予算的にできなかったマーケ施策が手の内に入ります。
「自社でやる時間がない」「Claude Codeを設定する人がいない」という場合は、月額AI担当(まるっとAI:月20万円〜)にこの一連の流れごと任せていただくのが最短です。LP制作・運用・改善ループまで丸ごと社内に持ち込めます。
よくある質問
Q. GPT Image 2 とは何ですか?
A. OpenAIの最新画像生成モデル(社内コードネーム image-2/公開名はGPTのImage機能)。テキストレンダリングと参考画像追従の精度が大きく向上し、LPのデザインカンプとして使えるレベルの長い縦長画像を一発で出力できる。Image 1 と比べてフォント・余白・色の指示再現性が桁違いに高い。
Q. Claude Code で画像コーディングするとは具体的に何をするのですか?
A. AIに「この画像のとおりにHTML/CSSで組んで」と画像を渡すと、HTML/CSSを書いて、CTAボタンの位置に透明な``タグを重ねるところまで自動でやってくれる。文字起こしや色のサンプリングを人間がやらなくていいので、デザインカンプができてから公開可能なサイトになるまで30〜40分。
Q. なぜ画像コーディングが向いているのですか?普通のコーディングではダメですか?
A. デザイナーが作ったLPを「忠実に」「速く」再現するには画像コーディングが圧倒的に速い。要素ごとに分解してHTML/CSSで組むより、画像をそのまま中央配置してCTAだけホットスポット化するほうがミスが出にくい。後から差し替えたい時もPNGを入れ替えるだけで済む。
Q. どれくらいの費用がかかりますか?
A. GPT Image 2 の生成費(数十円〜)/ Claude Code のサブスク(月20ドル〜)/ Vercel Hobby(無料)。素材費・デザイナー費がかからないので、外注10万円以上の領域が数百円で立ち上がる。月額AI担当(月20万円〜)に依頼すれば、この一連の流れごと業務に組み込める。
Q. 本当に1時間で完成するのですか?
A. FVが固まっていれば60〜90分が現実的。慣れていない初回は2〜3時間かかる。本記事のコツ(参考デザインを送る/FV先行で固める/2-3セクション×複数枚で生成/PCサイド埋め)を押さえれば、2回目以降は安定して1時間で公開まで届く。
まるっとAI編集部
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